「雨の日の午後、あなたなら家でどのように過ごしますか?」
【M.Y.さん(41・女性/沼津市)の場合】
・音楽…「Michael Jackson」
言わずと知れたキング・オブ・ポップ。M.Y.さんはマイケルの曲全般がお好きかもしれませんが「雨」をテーマとした
楽曲があるのか調べたところ、「Can’t Get Outta The Rain(邦題:雨の中のダンス)」という曲がありました。
マイケルというとダンスナンバーや耳に残るアップテンポのポップスの印象が強いですが、この曲のようなバラードも
秀逸でまさに雨の午後に部屋で聴きたい一曲です。
個人的には、ジャクソンファイブ時代の「I’ll Be There」もオススメです。
逆に欝な気分を吹き飛ばしたいなら、やはり、史上世界最高売上を誇るアルバム「Thriller(スリラー)」で決まりですね!!
(編集部より)
・本…「マカン・マラン 古内一絵」
補足;深夜不定期営業の夜食カフェを舞台とした連作短編集。マカン・マランとはインドネシア語で「夜食」のこと。
日々の生活で傷ついたり、悩みを持った人々が癒しを求めに集まるカフェ…と聞くとそれほど目新しい主題に感じませんが、
この本の特徴は、店主がドラァグクイーン(女装家)で夜食を提供するところ。
話を聞きながら出される、それぞれの弱った心に合った優しい料理は、食べてみたくなること間違いなし。
イラストレーターの西淑さんによる温かみのある料理の絵の装画も素敵です。(編集部より)
・ドリンク…「ハーブティー」
ハーブティーに使うハーブには、フレッシュハーブとドライハーブがあります。
M.Y.さんはどちらを飲まれますでしょうか?
フレッシュハーブには新鮮な葉の香りをよりダイレクトに愉しめる良さがあります。
お庭でハーブを育てていらっしゃるご家庭では、いつも新鮮なハーブが手に入るので良いのですが、
そうでない場合は簡単に様々な種類のブレンドが愉しめるドライハーブがお手軽でオススメです。
マガジンでもご紹介した掛川のカフェ、MUGTEAさんでいただけるハーブティーは、日常に取り入れやすいことを追及した
テトラティーバッグ式のブレンドハーブティー。
マグカップやティーポットにポンっと入れてお湯を注ぐだけ。
メニューは、green Blend(茎緑茶/レモングラス)・SPICE Blend(レモングラス/ローズマリー/ドライジンジャー)・
houji Blend(茎ほうじ茶/ペパーミント)・ORIGINAL Blend(レモングラス/ペパーミント)の4種類。
一番の特徴は、シュガー入りということ。甘すぎない量の砂糖が入ることで飲みやすくなっています。
お店のオンラインショップでも購入できます。→MUGTEAオンラインショップ(編集部より)
・一緒に居たい人…「だんな様」
Y家は一緒の空間で違うこと(読書や個々の趣味)をするか、一緒に同じことを楽しむかどちらのタイプでいらっしゃいます
でしょうか?どちらにせよ、お幸せそうで何よりです!(編集部より)
・映画…「スターウォーズ」
最新作のエピソード7「フォースの覚醒」はご覧になりましたでしょうか?
現時点(H.28.3月上旬)ではまだDVD化されておりませんので、映画館でということになりますが。
私はまだ観ておりませんが、旧三部作のメインキャストが出演しているとあって楽しみですね。
一応、これまでのシリーズ6作品は観てきたスタッフのお気に入りはエピソード6(旧三部作の3作目)。
理由は小さい熊のようで熊でないイウォーク族(可愛いと思いきやよく見ると変な顔)が何とも言えず好みだから。
それだけです。(編集部より)
【K.K.さん(35・女性/東京都杉並区)の場合】
・音楽…「ラヴェルの「ボレロ」をエンドレスでずーっと流し続けます。(暗いですね…汗)」
補足;フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ音楽。
同一のリズムが保持されるなかで2種類のメロディーが繰り返されるという特徴的な構成を有しており、現代でも
バレエの世界に留まらず広く愛される音楽の一つです。
暗いというか、渋いというか…私もボレロが大好きです!スネアドラムの一定のリズムには、聴き入ってしまう
暗示をかける魔力と中毒性を持っているように感じます。(編集部より)
・本…「レーモン・クノーの「文体練習」。装丁が秀逸で、眺めているだけで幸せです。結論を求めず求められないのも、雨の午後にぴったり(!?)」
補足;フランスの小説家、レーモン・クノーの作品。「語り手がバスの中で奇妙な帽子をかぶった長い首の男が
乗客に悪態をつく姿を目撃する。そしてその2時間後に、サン・ラザール駅前で同じ人物が、彼の連れに
『コートにもう一つボタンをつけるべきだ』と助言されているのを見かける。」というたった1つのストーリーを
99通り(!)の文体で表現しています。
同じ内容に関する違った文体が次々に列挙されるだけで解説は皆無。
読者は、ただただ延々とバスの出来事と男のボタンの話を手を替え、品を代え、読ませられるだけ。
こんな本があったとは!!衝撃を受けました。文筆業に携わる人にとってはバイブル的な書籍で原書はフランス語を
覚えるための教科書にぴったりだそうですが、朝比奈弘治氏による翻訳が素晴らしい。
知的ユーモアを交えたセンスの塊に惹きこまれます。
K.K.さんの選書に脱帽!教養の深さを感じます。
選者もおっしゃる通り、装丁に注目!!カバーデザインもさることながら中の仕様も二色刷りでの強調や、
フォントのレイアウト、デザインまでどこをとっても格好良い!宝物のように手元に置きたい一冊です。(編集部より)
・ドリンク…「ビールです。ハートランドが大好きです。」
補足;キリンビールが1986年より醸造、出荷をしているピルスナースタイルの麦芽100%(オールモルト)ビール。
エメラルドグリーンの瓶にキリンビールの名を表に記さない斬新な商品で、純国産ビールにも関わらず、
そのボトルデザインからビールに詳しくない店舗では勘違いされ、輸入ビールの棚に並んでいることもあるとか。
発売当初からマスコミでの宣伝を控え、ビアホールでのクチコミだけでファンを獲得してきました。
もともと六本木のビアホールのハウスビールとしてつくられましたが、閉店した現在も根強いファンから愛されています。
爽やかで、うまくて、カッコ良くて、安い!ビールが得意でない方でも飲みやすいビールです。(編集部より)
・一緒に居たい人…「家族や子どもたち、と言いたいところですが一人が一番良いですね。」
正直なお答え、ありがとうございます。家族がいてこその一人の時間の良さですよね~(編集部より)
・映画…「雨のしとしと感をジャマしないトーンの映画を観たいです。「ブロークバックマウンテン」「そこのみにて光輝く」など」
補足;保守的なアメリカ西部で20年以上にわたる惹かれあう2人の男性の姿を描く「ブロークバック・マウンテン」、
第2回三島由紀夫賞候補となった佐藤泰志原作の映画化「そこのみにて光輝く」。
北海道函館を舞台に職を失った男がバラックに住む女と出会い、家族のために必死な彼女を一途に愛します。
どちらの作品にも共通するのは、閉塞感、疎外感、一途な愛。
K.K.さんのおっしゃる通り、雨のしとしと感をジャマしない落ち着いたトーンに包まれます。(編集部より)
第三集はここまで。
読者の皆さんからいろいろ教えていただけるこの企画!
役得で楽しみながら、まとめさせていただいております。
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皆さまのご応募を引き続きお待ちしております!
次回、第四集のご紹介お楽しみに~
『Baratee×Culas+』クラシノカタチWebからも投稿募集しています。
あなたのこだわりの一端をほんのすこしお聞かせください。
Q-『雨の日の午後あなたなら家でどのように過ごしますか?』
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